品川・名古屋間の開通が2027年に予定されているので、いよいよ後8年!もうすぐですね。
山梨県都留市にある『山梨県立リニア見学センター』に、4歳の息子と1歳の娘、そして妻と行ってきました!
息子が電車大好きなので喜んでくれるかなと思ったのですが、ミニリニア(実際に浮いて走る!)乗車体験や遊びながらリニアの仕組みが学べるコーナーなど、とても楽しんでくれました。
読めばリニア見学センターがもっと楽しくなる体験レビューです。
リニア見学センターの基本情報
まずは入館にかかる費用や営業時間などの基本情報から。
見学に必要な所要時間
全部の施設をゆっくり見て回ってお土産屋さんも寄って、所要時間は2時間くらいでした。
ちなみに自分が行った日は残念ながら走行試験の日でなかったので、走行試験の見学もするのであればプラス30分くらいで考えてもらえばいいのかなと思います。
どきどきリニア館の入場料金
リニア見学センターは、
- どきどきリニア館
- わくわくやまなし館
の2つの建物がありますが、わくわくやまなし館はお土産や山梨の観光案内がメインの建物なので、入場無料です。
どきどきリニア館の入場料は以下のようになります。
個人 | 団体(20名以上) | |
一般・大学生 | 420円 | 340円 |
高校生 | 310円 | 250円 |
小・中学生 | 200円 | 170円 |
未就学児 | 無料 | 無料 |
金額は2019年10月1日の消費増税後の価格です。消費増税によって団体の一般・大学生と高校生の料金が10円ずつ値上げされました。
個人の料金に変更はありません。
未就学児は無料というのは嬉しいですね。家族4人で行って840円で価格の何倍も楽しめます。
営業時間(開館時間)
メモ
9:00~17:00
ただし、入館は16:30までなので注意しましょう。
休館日
メモ
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)(火曜日が祝日の場合は開館)
- 祝日の翌日(祝日の翌日が金・土・日の場合は開館)
- 年末年始(12/29~1/3)
休館日は上記のようになっていますが、休館日が変更になる場合もあるかもしれませんので、念のため公式サイトで事前に確認しておくといいですね。
駐車場情報
駐車場は見学センターから徒歩3分くらいの距離にあります。小さな子供がいる場合はもう少しかかります。
駐車場から見学センターまではなだらかな斜面になっています。また、駐車場側から見学センター側に渡るための信号や横断歩道はありませんので、道路を渡る時は十分気を付けてください。
ちなみに見学センターまでの斜面は下の画像のような感じです。写真の奥に見えるのが見学センターです。
見学センターに近い場所はここ!
小さな子供がいる場合、ベビーカーや荷物があるので少しでも歩く距離を減らしたいですよね。
駐車場と見学センターの位置関係は下の画像のようになっています。赤い丸で囲んでいるのが駐車場です。
おすすめの駐車場所は、見学センター側の端っこの方です。
そこには階段があり、最短で見学センターまで行くことができます。
階段と言っても10段くらいなので、ベビーカーくらいなら持って降りることは出来ると思います。下の画像が階段の画像です。
駐車料金と駐車台数
駐車料金は無料です。駐車台数は正確な数がわかりませんが、かなり広いです。
私が行った人はガラガラでしたが、走行試験のある土曜日なんかは混雑するかもしれません。
リニア走行試験について
山梨リニア実験線全42.8kmの区間で、新型車両L0系を使った走行試験が行われています。
私が行った日は残念ながらリニア走行試験を行わない日でした。
走行試験の見学が目的の方は事前に走行試験が行われる人をチェックしてから行くようにしましょう。
ちなみに走行試験を行う日はJR東海のホームページに掲載されています。毎週金曜日の夕方ごろに翌週土曜日までの分の予定が発表されます。
ちなみにあくまでも走行試験のため、予定が変わることがあるようです。
また、どの時間帯に来るかも走行試験のため決まっていません。時間に余裕を持って行った方がよさそうです。
走行試験の見学ポイント
走行試験の見学ポイントは以下の3か所があります。
メモ
- どきどきリニア館の1F~3F各フロア
- わくわくやまなし館の3F
- 展望広場
どこで見るかはお好みですが、どきどきリニア館の2Fは唯一屋外で見学が出来るポイントです。
下の画像はどきどきリニア館3Fの見学ラウンジと、わくわくやまなし館3Fの展望室からの画像です。
ちなみに、どきどきリニア館3Fの見学ラウンジでは飲食も出来ます。持ってきたお弁当を食べながらリニアの登場を待つのも良いですね。
どきどきリニア館3Fの見学ラウンジ
わくわくやまなし館3Fの展望室から見た線路
超電導リニア体験乗車に応募しよう
なんと!まだ開業していない超電導リニアに体験乗車できるんです試験走行には一般の人も体験乗車が出来るんです。
しかし、応募が殺到するので抽選に当たるかどうかは狭き門です。私も過去に2回ほど応募していますが落選でした・・・。
リニア体験乗車には以下の2つのケースがあります。
メモ
- ネットや電話で応募を受け付ける体験乗車
- どきどきリニア館来館者限定で応募できる体験乗車
そうなんです。どきどきリニア館に来た人だけが応募できる体験乗車が用意されているのです。
例えば、第3回の体験乗車は以下の日程で開催されました。
2019年10月15日(火)~10月18日(金)の4日間
上記のうち、10月15日(火)と16日(水)はネット・電話でも応募が可能ですが、17日(木)と18日(金)はどきどきリニア館来館者だけが応募できるようになっています。
いずれも抽選倍率は公表されていませんが、ネット・電話で全国から応募できるのと、来館者だけが申し込めるもの、どちらの倍率が低いかは言わずもがなですね!
ですので、どきどきリニア館に来たなら忘れずに体験乗車の応募をしておきましょう!
常時体験乗車の受付をしているとは限りません。
ここでは、超電導リニア体験乗車の申し込み方法や料金について説明します。
応募はどきどきリニア館の1F入口近くで出来る
体験乗車の応募はどきどきリニア館1Fの入口近くに記入用紙と応募箱が設置されています。
入館直後、または帰るときに応募しましょう。忘れないためにも入館したらまず応募用紙を記入してしまったほうがいいかもしれません。
応募用紙記入欄には入館番号を記入する欄があります。そのため応募できるのは入館者一人につき1回までとなります。
ちなみに、応募できる年齢は16歳以上で日本国内に在住している人だけとなります。
開催日・応募受付期間
開催日と応募受付期間は体験乗車開催ごとに違います。
私が応募した例で説明させてもらいますと、以下のようになります。
メモ
- 開催日・・・2019年10月17日(木)・18日(金)の2日間
- 応募期間・・・2019年7月25日(木)~9月8日(日)
私がどきどきリニア館に行った日が応募期間の最終日、9月8日(日)でした。
ギリギリでしたが、応募は先着順ではなく、締め切ったあとに抽選となるので、応募期間であればいつ応募してもOKです。
当選通知はいつ?方法は?
当選通知がいつくるかは明確に決まっていないようです。
私が申し込んだ例で言うと、9月8日(日)が応募締め切り日となり、当選通知は9月下旬となっていました。応募締め切りから約3週間くらいが目安でしょうか。
当選通知ですが、当選した場合のみ、山梨県リニア推進課からの電話連絡があります。
この電話に出られなかった場合、当選は無効となりますので注意が必要です!
当選通知は以下2つの番号のいずれかからあります。
「ん?知らない番号だな。セールスかな?」といって電話に出ないことがないように、上記2つの番号はスマホに登録しておきましょう。
私の場合「祝!リニア体験乗車当選通知」という名前で登録してあります(笑)
この名前がスマホの画面に表示されることを祈りましょう。
体験乗車の料金
リニア体験乗車は有料です。1区画が2席となり、料金は以下のようになります。
メモ
- 1区画・・・4,400円
- 2区画・・・8,800円
※金額は消費税込みの金額です。
思ったよりも金とるね、という気もしますが、かなり貴重な体験ですのでこれくらいなら許容範囲です。
ちなみに、体験乗車当日時点で年齢が7歳未満であり、座席を使用しない場合は1区画あたり2名まで同伴幼児として参加できます。
例えば我が家であれば、私と妻、7歳未満の子供が二人なので、1区画(2席)で家族4人が参加できるということになります。
料金の支払いは忘れずに!
料金の支払い方法と支払期限については当選者に通知されます。
支払い期限内に支払いが完了していない場合、当選は無効となりますので十分に注意しましょう。
リニア体験乗車についてはJR東海の公式ページにも詳しく書かれていますのでリンクをしておきます。
どきどきリニア館見学ガイド
どきどきリニア館のここは見た方がいいよ!という情報をレビューを交えて紹介していきます。
まず、どきどきリニア館は1F~3Fの3つのフロアがあります。
それぞれのフロア別に順番に紹介していきますね。
1F~学ぶ!フロア~
どきどきリニア館に入ってまず最初に目に飛び込んでくるのがリニア試験車両です。
来館日のボードがあるので絶好の記念撮影スポットですね。車掌さんの帽子と制服を借りることもできます。
ちなみに展示されている車両ですが、レプリカなのかと思ったら、山梨リニア実験線で実際に14年間試験走行を行っていた車両(MLX01-2)であり、鉄道の世界最高速度581km/hを記録した車両のようです。とっても貴重ですね。
写真を撮り忘れてしまいましたが、この車両は中を見学することもできます。
仲は座席が片側に2席ずつしかなく、「あれ?リニアってそういうものなの?」と思いましたが、どうやらこれは展示用車両のため片側にしか座席がないだけで、実際には真ん中の通路を挟んで左右に2座席ずつあるようです。
1Fにはキッズコーナーもあります。せっかくなんだからリニア館を見学してもらいたいところですが、子供はそうもいかないですよね。
見学に飽きてしまった子供を遊ばせるには最適です。
1Fキッズコーナー横には授乳室があります。授乳中の子供と一緒でも安心ですね。
MLU001の超電導磁石の実物展示です!子供はまったく興味を示しませんが、大人でも楽しめる展示がたくさんあります。
リニアの歴史年表です。研究がスタートした1962年から現在までの研究の歩みが記されています。自分は1976年生まれなのですが、自分が生まれるずっと前から研究していたんですね。
2F~体験する!フロア~
一番楽しみにしていたミニリニア乗車体験です。大人でも乗ることが出来ます。実際に磁力で浮上しての移動が体験できます。振動がなく進む感じは是非体験してみてください!
ミニリニアに乗車する時はにはいくつか注意点があります。
ミニリニア乗車の注意点
- ペースメーカーを使用している方は乗車できません。
- 乗車する際、キャッシュカードやクレジットカードなどの磁気カード・スマホやデジカメなどの電子機器は荷物置きにおいて乗車しましょう。
もちろん、本物のリニアはペースメーカーを使用している方でも乗車できます。
超電導リニアの仕組みを知ることの出来るコーナーです。
以下5つを体験して知ることができます。
メモ
- 電流で磁界をつくる
- 磁界で電流をつくる
- 超電導リニアが進むしくみ
- 超電導リニアが浮くしくみ
- 超電導リニアが曲がれるしくみ
全て、自分で動かして、体感して仕組みを知ることが出来ます。4歳の息子はわけもわからずハンドルをぐるぐる回したりしていましたが、こういったことをきっかけに科学に興味を持ってくれると嬉しいですね。
小さい子供でも楽しめるコーナー、電車でGO!ならぬ『リニアでGO!』です。
大きなモニターの前に立つと自分がモニターに映し出され、様々なキャラクターに変身して品川~名古屋間をリニアに乗って移動するというゲームです。
画面がどんどん変わるので子供は夢中になって体を動かしていました。
3F~見る!フロア~
3Fの見どころは2つ、
ポイント
- リニアジオラマ
- リニアシニター
の二つでしょう。
まずはリニアジオラマです。リニア開業後の山梨県が舞台となっています。山梨の風景の中、全長17メートルの線路を走るリニアの模型をはじめ、在来線やバスなど様々な乗り物が走っています。
ジオラマはとても精巧な作りになっています。
こちらのジオラマを舞台に『リニアジオラマショー』が上映されます。ショーには以下の2つがあり、交互に上映されます。
メモ
- 山梨の四季の演出と観光スポット紹介
- 武田菱丸(山梨のゆるきゃら)の甲斐の国大冒険
上映開始時間は9時10分から20分おきに、上記2つのショーが交互に行われます。
山梨の観光地の紹介を、映像と光で紹介するなかなか見ごたえのあるショーです。季節によって表情を変える山梨の観光地を実際に全て見て回るのは難しですが、このショーを見れば山梨の素晴らしさがわかります。
子供達もジオラマ内を走る乗り物を楽しそうに見ていました。
続いてリニアシアターです。『リニアが変える日本の未来』というテーマの約8分間の映像作品です。
山梨の交通の歴史とリニア中央新幹線開通までを描いた内容となっています。
注目してもらいたいのがシアターの座席です。
最後列(3列目)の座席だけ、色も形も違いますよね?実は3列目の座席には、リニアで使用されているものと同じ座席が使用されているのです!
せっかくなのでリニアの座席で見たいですね!
上映時間は約8分間で、上映開始時間は1時間に5回上映されます。回転は速いので長時間待たずに見ることが出来ると思います。
続いて見学ラウンジです。
外にはリニアが走る実験線がありますね。走行実験が行われる日はここから見学できるようになっています。
こちらのエリアに限り飲食が可能となっています。椅子に座ってお弁当を食べながら走行実験のリニアを見る、なんて楽しそうですね。
他のエリアは全て飲食禁止になっていますので注意してください。
わくわくやまなし館見学ガイド
リニア館の見学が終わったら、お土産選びを兼ねて『わくわくやまなし館』に行ってみましょう。
わくわくやまなし館も3つのフロアがあり、それぞれ以下のようになっています。
メモ
- 1F・・・売店(お土産はこちらで買おう)
- 2F・・・山梨の観光情報
- 3F・・・展望室
上の画像は人気お土産ベスト10です。ここでしか買えないレアなグッズもあるので、記念に買うといいかもしれません。
2Fは山梨の観光情報が紹介されたフロアです。椅子とテーブル、自動販売機もあるので、何か飲みながらゆっくりできるのがいいですね。
ちなみにこちらのフロアは飲食可能です。お弁当を食べるのもいいですね。
3Fは展望室です。壁にはどきどきリニア館を紹介するパネルが設置されています。
そして、わくわくやまなし館の3Fからも、走行実験のリニアがばっちり見られるようになっています。
ちなみに右上に映っている建物がどきどきリニア館です。
わくわくやまなし館は入館料がかかりません。「リニアの走行実験だけ見たいんだよ」という方は、こちらから見ればお金はかかりませんね。
まとめ
以上、リニア見学センターの体験レビューでした。
小さな子供からお年寄りまで楽しめる施設です。フロアの移動はエレベーターがあるので、ベビーカーや車いすでも楽しめます。
特に目についたのは、科学が好きそうな小学生くらいの子供が目をキラキラさせて色々な体験をしているというシーンですね。
私の子供はまだ上が4歳なのでよくわかっていない感じですが、ここを見学したことがきっかけで科学に興味を持ったりするかもしれません。
もう少し子供が大きくなったら絶対にまた来たいです!